弁護士のひとりこと

4年前くらいから遺産分割(相続)の相談を多く受けるようになりました。何件もの遺産分割事件を受任して見て、相続問題はとても身近で誰にでも起こりうる事案であると痛感します。

弁護士に世話になるのは、一生に一度もないという方が多いと思いますが、その一生に一度が相続問題である方が多いように思います。遺産の多寡にかかわらず、争いになるし、それまで仲がよかった家族が、相続問題をきっかけにしてその関係が劇的に変化します。

受任している側としては、冷静に見ているので、一周忌は仲良く迎えたいね、などと発言することがあります。しかし、そう言われた方は、関係は修復不能なのになんて言うことを言うのかと反論し、その方の気持ちを逆なでしてしまうようです。

少しだけ、相手の立場ならどう思うのか、想像力を発揮することが、解決の糸口につながることもあるのだと、分かっていながら、気持ちを変えられない、そんなところに相続問題の難しさがあるのかもしれません。

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