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相続コラム

使い込み

相続コラム‘ほっとぶれいく’実録!弁護士に依頼したら?!その3

[法定相続]

YKさんの、兄に対する母の預金を使い込んだことによる返還請求訴訟では、兄の代理人は、確かに兄が預金を下ろしたが、母が兄へ贈与したものだ、と主張しました。

兄が下ろした事実に対して、贈与は兄が立証するべきか。

否です。YKさんが、兄に贈与がなかったことを証明しないとなりません。兄の代理人は、このことにこだわって、贈与を否定する事実をYKさんが証明するべきだと言って、あまり贈与の事情を説明しません。

裁判所は、理屈はそうだが、贈与の状況など裁判所も把握できないと判断できない、と言って、兄側に贈与の事情の説明を釈明しました。

このように、確かに、立証責任の建前はあるけれども、事実上、立証責任を負わない側に、説明が求められる場面が少なくありません。

2016.02.02|タグ:使い込み贈与

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相続コラム‘ほっとぶれいく’実録!弁護士に依頼したら?!その2

[法定相続]

YIさんは、母の葬儀の後、様子のおかしい姉のことで、相談に見えました。

姉が相続財産を明らかにしてくれないので、銀行の履歴を取ったところ、姉がほとんどの預金を下ろしていて、もう300万円ほどしか残っていないと言うこと。

私が姉に対して、使い道の照会をしたところ、姉からは、確かに下ろしたが、弟は生前に住宅資金として2000万円もらっていることを葬儀の時指摘したところ、残り300万円もらえればいいと言ったと回答が来ました。

結局双方代理人が就いて、訴訟手続に移行したところ、私はYIさんと協議しました。姉の言う事実を認めるか否か。

葬儀の時、姉のお金の返還義務を免除したか?つまり、YIさんが、自分に請求権があることを認識した上で、その支払いを免除したかが争点です。

YIさんがそう言ったかについては、直接の証拠がないものの、預金残高300万円はもらっていることが、姉の主張の間接的な証明にはなるのかな?

裁判では、私は、YIさんが免除した事実は否認しました。結果、姉が下ろした預金の使途を説明したうえで、裁判官から和解勧告が出ました。

結局、裁判官も、YIさんが免除の意思を示したことは証明がないとして、姉に使途の説明できない金額は返すべきと心証を示して、和解に至りました。

このように、裁判では、相手の主張に対する認否がたいへん大事になってきます。

2016.01.26|タグ:使い込み認否免除

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使い込み 事案の 境界線

[法定相続][遺言相続]

 一言で「使い込み」と言っても、規模は様々です。

 私が扱った事案でも、数百万円から数億円まで。だいたい訴訟に持って行くメルクマールは500万円以上でしょうか(相続人が2人なら、一人当たり250万円になります)。

 このとき、使い込み額が500万円でも、たとえば、法定相続人が10人いるようなとき、使い込み額の法定相続分を請求できるので、一人当たりの請求が小さくなってしまいます。よって、一概に全体の額では図れないのが現状です。

 使い込みの返還を求めるには、家裁の調停でなく、地裁での訴訟で行うのが筋ですが、請求額が数十万円にとどまるなら、費用対効果で地裁で行うのに検討が必要です。

 少ない額であれば、家裁の調停で、使い込んだものも、分割で少し見てくれ、と言う処理の方が実際的かもしれません。

 一人当たりの請求額が250万円を超えるなら、訴訟で、と言ったところが、私の勘所です。

2015.06.26|タグ:使い込み費用対効果

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使い込みの頻度

[法定相続][遺言相続]

 きょうだいが、父の生前、父の預金を勝手に下ろしていた疑いがあると相談に見えた方。

 銀行の履歴をみると、5年前は、毎月年金が出るとなくなるまで、10万円とか20万円とか下ろしている。亡くなる直前は、定期預金を普通預金に入れたうえ、毎日のように限度額50万円一杯引き出している。。。。という状況。

 使い込み事案の返還請求訴訟を扱っていると、年間200万円未満にとどまる使い込みは、本人が行った、本人に渡した、本人の必要経費に使ったと反論されてもさもありなん、という勘所です。

 ただし、その当時の父の生活状況から、本人が使うはずもないし、必要経費はほかでまかなえたはずだ、ということが証明できれば、返ってくる可能性もあります。本当にケースバイケースで、父とそれを取り巻く家族の状況によるので、厳密に紙の証拠によらなくても、認定されることもあります。

 じゃあ、どのくらいの頻度の使い込みなら提訴しても行けるのか?!とよく問われることがあるのですが、一番大事なのは、追求する意欲であって、そのために証明に向かって、証拠(紙の証拠だけではありません)を集める意欲なのだと思います。

2015.06.12|タグ:使い込み頻度

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母は私に 預金の全てを相続させる という 遺言 を書いてくれました。それなのに、兄が 預金 を 使い込 んで、母が死亡すると 残高 はほとんどありません。

[遺言相続]

 母が預金をあなたに、という遺言を書いてくれたのに、残高が全くないというのでは納得しがたいですね。
 
 このとき、兄が母の意思に反して預金を使い込んだ場合、母は兄に対して使い込み額の不当利得返還請求権を持ち、母死亡によりあなたは法定相続分でその権利を承継します。

 では、母はそもそも預金の全てをあなたに、という遺言を書いていたので、この不当利得返還請求権も、法定相続分でではなく、全額をあなたが行使できるでしょうか。

 これは、遺言の解釈の問題です。母は、母死亡時に残った預金をあなたに相続させる意思で遺言を書き、これには、預金が勝手に使われてその返還を求める権利をもあなたに相続させると考えたか。
 たとえば、母があなたに預金を相続させるとしたのは、兄が使い込んでいることが分かったので、それを阻止したく遺言したなどの事情を証明できれば、あなたが法定相続分を超えて不当利得返還請求権を行使したとも認定できるでしょう。

 ただ、その証明は一般に難しく、母が想定外の不当利得返還請求権までもあなたに相続させると考えたことは認定されがたい事項であると思います。

2015.04.07|タグ:遺言使い込み返還請求預金

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預金の 使い込み について 返還 を求めるとき、何を 証明 するべきですか。

[法定相続][遺言相続]

 相談者の方には、ほかの法律事務所で「証明が出来ない。」と言われたとして、この点を気にする方が多くいらっしゃいます。

 返還請求の根拠が、不当利得返還請求なら、使い込みについて法律上の原因のないことを立証すべきだなどという弁護士は、私からすると素人です。

 答えは、被告の言い訳により証明するべき事柄が異なるので、一概には言えません、ということです。
 
 たとえば、下ろしたお金は全部父に渡していて父が使ったのだという言い訳には、父が当時その能力がなかったことの証明。
 父からもらったのだという言い訳には、父がその頃被告に贈与する動機がなかったことの証明(たとえば、当時の遺言で被告に何もやらないと書いていたなど)。
 父の介護費用に使ったのだという言い訳には、当時父は完全介護の施設に入所していて、特別な介護費用は必要でなかったことの証明。

 事実はかように面妖です。

 使い込みに関する相談は当事務所に是非お任せください。

2015.03.09|タグ:使い込み証明返還

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使い込み事案 の 立証活動

[法定相続][遺言相続]

 相続開始前後に被相続人の預金を勝手に下ろした人に対して、ほかのきょうだいは怒り心頭で返せと言います。
 
 一口に使い込み事案と言っても、態様は様々です。使い込んだ人の内面を推し量ると以下のように分類できます。

 一つ。相続が開始したら、ほかのきょうだいに分けるのは嫌だという強迫観念から使い込む確信犯的事案。
 一つ。親に預金の管理を任され、使っているうちに、自分の財布と親の財布が混同してしまっている、ずぼら事案。

 一つ目は、たいていは使い道について、説明できない部分が多いですから、返還は容易な傾向です。
 二つ目は、親のために使っている部分があり、それについて、その者が説明できるなら、返還される部分が少なくなる傾向です。

 裁判所は、こうした横領事案なのか、そうでない事案なのか、事件の筋を見極めますので、この点を印象づける立証活動が必要になってきます。

2015.03.03|タグ:使い込み立証

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被告が使途不明金があることを認めた上での言い訳

[法定相続][遺言相続]

 何度か、このコラムで、使途不明金(使い込み)の被告(返還請求される側)が言う言い訳について、(1)下ろしたのは父本人である、下ろしたけど父に渡した(2)父にもらったのである(3)父の必要経費に使った、というものが典型例であると書いています。

 ほかには、特に、(1)から(3)の言い訳が成り立たないときに、被告が言うさらなる言い訳として、(4)原告(請求する側)に対してほかに債権があるので相殺する、(5)原告は返さなくていいと約束したなどというものもあります。

 (1)から(3)は被告が否定するなら、原告が証明しないといけなくて、(4)(5)はその言い訳を主張する被告が証明するべきことがらです。

 現実に裁判をしていて痛感するのは、立証は当事者双方の共同作業で、証明の責任を負わないからと言って何もしないでいいのではありません。証明責任がどうあれ、何もしないと、やはり裁判は負けてしまいます。一生懸命証明する姿勢が大切です。

2015.02.27|タグ:抗弁使い込み使途不明金証明責任

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使い込み の 返還請求 に対する抗弁

[法定相続]

 相続開始前後に被相続人の預金を勝手に下ろした人に、返還請求していくときに、請求される被告の反論としては、代表的なものは、?被相続人が下ろした?被相続人にもらった?被相続人のための経費に使ったというものです。

 これは、使い込みが、法律上の原因がない、不法行為だという原告の主張に対して、法律上の原因がある、不法行為でない、という「否認」の主張です。

 仮に、一歩譲って、確かに、返還請求は成立しうるけどと肯定して、しかし、反対債権があるんだよ、という?相殺の主張などは、「抗弁」と呼ばれる反論です。

 前者の場合は、原告が証明しないとならないのに対して、後者は被告が証明するべき事項です。

 使い込みの事件を多く担当していると、この区別のない判決書きに遭遇することがあり、苦労することがあります。

 使い込みを求めるのに、第一のハードルは、???を否定する事実を証明することですが、家族間の紛争なので、必ずしも高いハードルではありません。過去のコラム「使い込み返還訴訟 は 横領行為 の一つ一つを 証明 できないと勝てないですか?」に記載しているとおりです。

2015.02.19|タグ:抗弁使い込み証明責任否認

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使い込み事案、5年前には5000万円あった父の預金が、父が亡くなった今全くありません。

[法定相続][遺言相続]

このような事案で、それは姉が使い込んだというためには、

(1)父が引き出し行為を行ったのではない。
(2)姉が父から贈与を受けたのではない。
(3)父の必要経費に使ったのではない。
などの事実を証明しないとなりません。

たとえば、当時父が認知症等で意思能力が無かった、姉が父のカードなどを占有して勝手に引き出した、そのお金を父のために使ったのではない、などの具体的事実を証明する必要があります。

 ただ、単に、5年前には5000万円あったのが、今、相続できないのはおかしいというだけでは、心情的には理解できますが、訴訟は維持できません。

2015.02.17|タグ:使い込み預金がない

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使い込みと特別受益

[法定相続]

 使い込みがあって、地裁でその返還請求訴訟を行っていて、その中で被告がそれは贈与されたと主張したとき。
 
 贈与を理由とする否認ですから、原告が贈与のなかったことを証明するべきですが、家族間の紛争ですので、紙の証拠がないことが往々です。

 裁判所は、原告被告に間接する状況の主張をさせて、判断しますが、もしそこで、被告の贈与の主張が認定されて、その部分で原告の請求が退けられたら。

 理屈では、贈与があった以上、それは特別受益になりうるので、持ち戻しの対象になります。
 もし、他に不動産などの分けるべき遺産があったら、それについて遺産分割協議が必要で、そのとき贈与の額をいったん遺産に足して、相続分で割った額から贈与額を引いたのが、被告の取り分と言うことになります。

 反対に、先に遺産分割が先行していて、被告が持ち戻したなら、原告があとで返還請求をするときにその部分も含めて請求することは困難になります。

2015.02.13|タグ:使い込み持ち戻し特別受益

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相続コラム‘ほっとブレイク’ 使い込み の返還を求めても、全額戻ってこないなんて、 使い得 ですか?!

[法定相続][遺言相続]

 相続開始前後に、遺産である預金を使い込まれて、その返還を求める訴訟を起こす。

 多くの訴訟で、和解をしますので、請求額満額は戻ってきません。

 それでも、和解をするメリット。
?判決をもらっても、現時点の裁判官の示す和解案以上の判決は出ないので、時間的コスト面で、和解した方がいい。
?判決をもらっても、控訴したりされたりして、経済的時間的コストがかかる。
?判決で勝っても、相手が払ってくれないときには、強制執行しないとならず、もし相手に財産がないと何も取れない。
?ほかに不動産などあるときに、返還請求と不動産の分け方も一緒に解決できる。

 ほかにもいろいろあると思います。

 何より、やはりもはや関係に修復の可能性のない親族間でも、少しでもしこりなく、解決した方が、いいに超したことはありません。
 
 権利なのではなく、それは親からもらうのだという感謝の気持ちと、きょうだいにも多少の言い分があるんだよと分かってあげる思いやりの気持ちで臨めば、使い得なんて思う必要はありません。

2015.02.09|タグ:使い込み和解

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相続コラム‘ほっとブレイク’みんなロボットだったらいいのに。

[法定相続][遺言相続]

 相続の紛争はある程度類型化できて、弁護士のもとに相談に来られるケースは、幾通りかに分類できます。

 しかし、弁護士の扱う事件は、生身の人の事件なので、同じ対応をしていては解決しません。

 同じく、預金を使い込まれた人が、相手に、葬儀費用に使ったと言い訳されても、ある人は、ある程度認めてあげると言ったり、ある人は、勝手にやったんだから、びた一文認めない、など。

 その都度、依頼者の方の思いを大切に事件処理するものですので、けっこうたいへん。

 みんなロボットだったらいいのに。と思ってしまうこともあります。

2015.02.05|タグ:使い込み

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使い込み事案の落ち着きどころ

[法定相続]

遺産である故人の預金を、法定相続人の一人が使い込んでいた?!

これについては、その引き出しが故人の意思に反したなら、故人が返還請求権を有し、これを相続して請求することが出来ます。

この返還請求権は地裁で行使するべきですが、本当に勝つ見込みがあるのでしょうか。

勝つ見込み、とは、つまり実際にお金を手にできるかだと思います。

この手の事案は、家族間のものなので、和解で終わることが多く、その中で満額ではないものの、ある程度は戻ってくると言うのが実感です。

もし、相手に全く資力がないとき。

仮に勝訴の判決をもらっても、実行されなければ意味がありません。

遺産としてほかに不動産や株式など、遺産分割をしないとならない財産があれば、それらを分けるときに、返還請求権も財産として把握し、代償金に代わるものとして利用すれば、実際の満足にもつながります。

2014.10.31|タグ:遺産使い込み資力預金

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使い込み 参考事例=Oさんの場合( 被告の資力 が極端に少なかった事案)

[法定相続]

Oさんは二人姉妹。父の遺産は不動産土地だけでしたが(建物は妹名義で土地建物に住宅ローンがついていました。妹に4000万円の使い込みのあった事案です。

Oさんは代理人を付けないで遺産分割調停を起こしましたが、妹は一度だけ裁判所に来ただけで、後は欠席しました。家裁では、土地は限に居住している妹が取得する、妹は代償金として250万円を支払えという審判を下しました。

家裁では限に残っている遺産しか分割できないので、使い込み部分は全く判断されませんでした。

Oさんが私に依頼して、地裁に返還請求訴訟を起こしました。

妹はお金を返す意思を示しましたが、妹は250万円の代償金も払っていません。あるのは、不動産のみですが、それにもべたべたに住宅ローンが付いています。

妹は長期分割を主張しましたが、Oさんは長期の支払いは安心できないとして、妹のここまで、と言った500万円一括を払うことで和解しました。

このような事例はきわめてレアケースで、これだけお金がなくても、一定額は払わないとならないという訴訟類型であることに着目してください。

2014.08.26|タグ:使い込み資力

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使い込み参考事例=Nさんの場合(Nさんが代理人を付けないで 遺産分割調停 を提起した後、 使い込み返還訴訟 を 地裁 に提起し、調停で一体解決を図った事案)

Nさんは三人姉妹。妹が父の死亡前、1500万円を勝手に下ろしていました。不動産もあったので、Nさんは代理人を付けないで、遺産分割調停を提起。その後私に代理人就任を依頼しました。

調停では、妹は返すつもりはないと言ったために、地裁に返還請求訴訟を提起しました。

その後、妹が調停で、不動産の相続はしない、不動産は姉らにもらってもらっていいので、訴えを取り下げてくれと主張しました。

そこで、不動産は姉ら2人で相続し、妹は何ももらわない、姉らは訴えを取り下げるという内容で調停を成立させました。

姉らは相続した不動産を売り、代金を2人で分けました。

厳密に言うと、妹はお金を返さない分得をしましたが(計算上姉らはもう少しもらえたはずでしたが)、早期解決のために、姉らも譲歩し解決を見ました。

2014.08.20|タグ:遺産分割調停使い込み返還請求訴訟

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使い込み 参考事例=Mさんの場合(母は 必要経費 に使い、残ったら 贈与 すると言ったと抗弁した事案)

Mさんは2人兄弟。兄が母の老後の面倒を看ていましたが、相続開始1年前より兄が母の通帳を管理。毎日のように限度額50万円を下ろしていました。

Mさんは地裁へ返還請求訴訟を提起。兄は、引き出しは母の意思によったもので、それは必要経費に使い余ったらおまえにあげるというものであったと抗弁しました。

早い段階から裁判官が心証を開示し、必要経費として説明の付くもの以外は返還するべきとしながらも、残りの半額程度は母から兄への贈与があったとみるべきとしました。

Mさんも裁判官の説明に納得し、少額でも返ってくれば満足するとして、和解に応じました。

2014.08.13|タグ:使い込み贈与必要経費

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使い込み 参考事例=Lさんの場合( 引き出し頻度 が少なかった事案)

Lさんの祖母が死亡。法定相続人は、長男の子であるLさんと、次男。長男は祖母より先に死亡していました。

Lさんは、代襲相続人です。

祖母の預金残高が少なかったために、Lさんが銀行で調べたところ、α銀行から、2ヶ月ごとに少額の引き出しがあり、β銀行からは、都度の引き出し額はまとまった額であったけれど、2年間で6回の引き出しにとどまっていました。

客観的に見れば、祖母が使ったと言っても合理性を疑われない金額、頻度で、使い込みという疑いは、Lさんの思い込みに基づくものと思料されました。

そこで、その旨をLさんに説明し、納得してもらいました。
典型的な使い込み事案は、毎日のように限度額の50万円を引き出していたような場合。このような場合は、引き出し方自体が、使い込みの証拠になると言えます。

2014.08.11|タグ:使い込み少額代襲相続人頻度

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使い込み 参考事例=Kさんの場合(15年前の父の 預金 が1億円あったと書かれた当時の母の メモ に基づき、使い込みを疑った事案)

[法定相続]

Kさんの父の法定相続人は、母と兄、Kさんの3人。Kさんは、母が15年前に書いた、父の預金が1億円あると言うメモを信じ、現在2000万円までに減っているのは、母が使い込んだものだと疑いました。

Kさんの依頼を受け、父の10年間の預金記録を取り寄せましたが(10年分しか取得できませんでした。)、多少の母による引き出しはあったものの(母もこれは認め、特別受益として返すと言っていました。)、1億円があったこと、母が認めている額以外には目立った引き出し行為も認められませんでした。

私は、母のメモだけでは訴訟維持はできないとKさんに説明し、正式受任を控えました。

2014.08.05|タグ:メモ使い込み

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使い込み 参考事例=Jさんの場合( 相続開始後の使い込み についてほかの弁護士に相談したが、 着手金 が高くて断念した事案)

[法定相続]

Jさんは3人兄弟の真ん中。遺産分割調停で、長男がJさん(次男)と三男を相手に争いました。長男、三男には弁護士が代理人として就いていました。

家裁で話し合って5年、そろそろ佳境で長男の3000万円の使い込みが争点になりました。

Jさんは、弁護士を付けずに調停に出ていましたが、使い込みを訴訟で行うかの段になって、三男の弁護士に相談しました。すると、訴額1000万円の59万円が着手金と言われてしまいました(1000万円×0.05+9万円)。これは、日弁連の旧報酬規定によった金額でした。

当事務所では、着手金は訴額にかかわらずに、一律の額をいただいているので(成功報酬は日弁連の旧報酬規定によっています。)、Jさんは当事務所に依頼しました。(手前味噌のような話で恐縮です。)

結局、私が調停に出頭し、訴訟を経るまでもなく調停の中で使い込みについても話し合いがまとまって、解決しました。

2014.07.30|タグ:使い込み着手金

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